大熊良樹 心理カウンセリング

いのちを守る教育家・日本笑い学会講師・仏教心理学カウンセラーの大熊良樹です。

いのちの中に経済があるのだ。

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以下は、引用です。

>人間はなぜ、平和をもとめながら戦争をするのであろうか。その本当の理由を知る人は少ないのである。人類は生命に到る道をもとめながら死への道を選んでいるがごとく見える。それは、人間が自己の本来清浄の霊的実在なる本質を知らないのと、キリスト教的原罪観または仏教的罪業観で自己処罰、自己破壊をとげつつあるからである。自己の「霊」なる本質を知らないで、自己を「物」として、「肉」であると自覚する人間は、「物」としての自分を持続し、拡大しようと望まずにはいられない。しかも「物」は有限であるから、自己を無限に拡大しようとする希望は互いに衝突したり、奪い合ったりするほかはなくなる。だから、唯物論的人生観にたつ以上は、人間は平和を欲しながら戦争へと突入し、生命の完全なる伸展を欲しながら、自己破壊をつづけてゆかなければならないのである。<   (「生命の実相」谷口雅春師・第3巻・はしがきより)

 

経済の中にいのちがあるのではない。

いのちの中に経済があるのだ。

    大 熊  良 樹 拝

 

「大熊先生。子供が増えたら、食料が減って「戦争」に成りますやん。」有名な新聞社の有名な記者が、私にそう言った事がある。どんなに知識や学歴があろうとも、「智恵」と「人間に対する」しっかりした人間観が確立していないと、「人間」も「社会」も揺れる。「人間」と「社会」が揺れると、大きな道が立たないのである。どんなに豊かでも、ひとの「道」がなければ人は豊かに幸せには生きてゆけない。愛と智恵があれば「愛イデア」「アイデア」が生まれる。湧いてくる。10+10が、100でも1000にでも成る。そこに「いのち」がこめられるからだ。 これが「いのちの法則」である!!


 かつて、マザーテレサが日本に来たおりに、繁栄を謳歌する日本に対して「この国は貧しい国ですね。赤ちゃんを殺さないで下さい。」「胎内殺人を止めて下さい。」と言われたのであった。多くの人々が衝撃を受けたと思う。


「真理の大道」とは、みんなが笑顔で 幸せに生きる道である。その「大道」は、「本当の自分」への目覚め。「本当の自分」を生きる決意から開かれる!!


 潜在無意識の世界での話ですが「子孫殺し」は「先祖殺し」であり「自分殺し」なのであります。その意味で、「赤ちゃん殺し」が本当の意味でなくなれば「自殺」(自分殺し)「暴力・イジメ」(他人殺し)「犯罪」(社会殺し)「戦争」(大量殺人)が無くなります。逆にいうと、社会的弱者である「物言えぬ」「胎児(お腹の中の赤ちゃん)」の中絶(殺し)は、「親の自殺」(魂の自殺)のバロメーターなのです。このことを100年前に預言していたのが 私の尊敬する・・恩師でした。いのちへの線引きをしないこと。いのちこそ至上の「輝き」です。


アメリカの精神身体医学の大家。カールメニンジャー博士の「おのれに背く者」を読まれた方はおられるでしょうか。自己矛盾した自己破壊願望。自殺願望(不幸になりたい潜在願望)は、この時代(80年前)に、心理学の世界においても明らかにされました。「いのちを恨んでいると」「赤ちゃん」「老人」、自分も殺す(生かせない)生き方を してしまうのです。 
   
   (京都いのちの教育センター 主幹 大熊良樹)

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